加齢臭が部屋にこもるときの対策:枕・寝具・カーテンの洗い方と光触媒
加齢臭は、体から出る皮脂のニオイが枕や寝具、カーテンなどに移って部屋にこもります。部屋の対策は「移ったニオイを落とす」ことが中心で、光触媒はその仕上げに使う手段です。
加齢臭とミドル脂臭
| 加齢臭 | ミドル脂臭 | |
|---|---|---|
| 原因物質 | ノネナール | ジアセチル |
| 主に気になる年代 | 40歳ごろから(男女とも) | 30〜40代の男性 |
| 主な発生部位 | 体の皮脂(胸や背中など) | 後頭部、首まわり |
| 仕組み | 皮脂の成分が変化し、酸化・分解されて生まれる | 汗に含まれる乳酸が、頭皮の常在菌によって分解されて生まれる |
| ニオイの特徴 | 脂臭く青臭い。ロウソクや古本に例えられる | 脂っぽい汗のようなニオイ。広がりやすい |
加齢臭の原因物質ノネナールは、1999年に資生堂の研究員が解明しました。ミドル脂臭は、2013年にマンダムが発表したものです。どちらも体から出るニオイなので、部屋の対策より先に、体と衣類のケアが基本です。
ニオイが部屋にこもる仕組み
皮脂を含むニオイは、体が触れる布製品に移り、そこから部屋に広がります。
- 枕・枕カバー:頭や首まわりが長時間触れる
- シーツ・布団・毛布:寝ている間の汗と皮脂
- ソファ・クッション:座る場所、もたれる場所
- カーテン:部屋の空気に触れ続け、ニオイをためこむ
- 衣類:特に冬は洗う回数が減り、ニオイがこもりやすい
部屋の加齢臭を減らす手順
1. 枕カバーとシーツをこまめに洗う
いちばん効果が大きいのが寝具です。枕カバーは特にこまめに交換・洗濯します。皮脂汚れは時間がたつと酸化して落ちにくくなるため、ためないことが大切です。
2. 枕と布団の手入れ
洗える枕は表示に従って洗い、洗えないものは干して湿気を飛ばします。ニオイが取れなくなった枕は買い替えも検討しましょう。
3. カーテン・ソファを洗う
カーテンは見落としがちなニオイの発生源です。洗濯表示を確認して定期的に洗います。
4. 換気する
寝起きした部屋は、朝に窓を開けて空気を入れ替えます。
5. 光触媒で残り香を減らす
洗濯と換気をしたうえで、窓際の壁やカーテンなど光が当たる面に光触媒コーティングをすると、移ったニオイを時間をかけて減らす補助になります。
体のケアも忘れずに
- 入浴時に、皮脂がたまりやすい胸、背中、首まわり、頭皮を丁寧に洗う
- 汗をかいたら早めに着替える
- 衣類、特に襟や脇の皮脂汚れをためない
介護をしている家族のニオイが気になる場合は、在宅介護の部屋の臭い対策もあわせてご覧ください。
よくある質問
加齢臭は何歳ごろから出ますか?
資生堂の研究では、加齢臭の原因物質ノネナールは40歳を過ぎたころから男女ともに見られ、20〜30代ではほとんど検出されないとされています。30〜40代の男性では、別の原因による「ミドル脂臭」も報告されています。
枕の加齢臭はどうすれば取れますか?
枕カバーはこまめに交換・洗濯し、枕本体も洗えるものは表示に従って洗います。洗えない枕は、天日干しや陰干しで湿気を飛ばし、ニオイが取れなくなったら買い替えも検討しましょう。皮脂汚れは時間がたつと落ちにくくなるため、ためないことが大切です。
加齢臭に光触媒は効きますか?
加齢臭の成分は有機物なので、光が当たる面に触れれば分解の対象になります。ただし、主な発生源は体と寝具・衣類なので、入浴や洗濯が先です。光触媒は、壁やカーテンに移って残るニオイを減らす補助と考えましょう。